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遂に念願のジブファーラー取付けました!

  遂に念願のジブファーラー取付けました!

 

これまで、Aeolusのジブはフォアステーにプラスチック製の2ウェイ・グルーブ(溝)がセットされており、ジブを上げる際はその都度ジブのラフのボルトをグルーブ(溝)に差し込み、ジブヘットにジブハリヤードを繋ぎ、コックピットからジブハリヤードを引張り、ジブを上げていました。

ところが、最近2ウェイ・グルーブ(溝)の劣化とジブのラフ部ボルトのヘタリにより、同ボルトが下部端のグルーブ差込口に差し込み難くなって来ましたので、とうとう念願のジブファーラーに取り替えることとしました。

私たちはクルージング目的用の小型で比較的リーズナブルなProFurl C260を取付けることとしました。

ProFurl C260はホイールがアルミ製で、(ファーラー)ドラムはプラスチックです。

 

ジブを上げる際は、

    左舷側と右舷側のジブシートの端をそれぞれジブのクリュー部に繋ぐ。

    ジブのタック部を(ファーラー)ドラムの留め金具に繋ぐ。

    ジブのボルト部をホイールのグルーブ(溝)下部端の差込口に差し込む。

    ジブヘッド部にホイール内臓のジブハリヤードを繋ぐ。

(そのジブハリヤードはホイールの先端のブロック(滑車)を介してUターンし、ホイール内のハリヤード専用のグルーブ(溝)を通り下部のドラムから右舷デッキのブロックを介してコックピットまで繋がっている。)

(よって従来のマストからのジブハリヤードは使用しません。)

    コックピットから、そのジブハリヤードを引張り、ジブをラフ部の弛みが無くなるまで引き上げる。

    ジブが完全に上がると、(ファーラー)ドラムの上部にあるストッパーを倒しハリヤードを固定する。

 

ジブを巻き取る際は

    ハリヤードの余りの部分がファーラーライン(ジブ巻取りロープ)を兼ねており、このファーラーラインをドラムに予め手で巻き付けておき、それをコックピットから引張ることによりドラムが回り、ジブがホイールに巻き取られる。

    ジブがシバーしないように、ジブシートでテンションを掛けながら、ジブをホイールに巻き取る。

    ジブが巻き取られたら、両舷のジブシートを外し、ジブがバラケない様に雑索またはショックコードをジブのクリューを通してジブに巻き付け、ジブを縛る。

 

 

 上の写真はProFurl C260Aeolusに取り付けた状況です。現在ジェノアジブをジブファーラー用として加工に出しています。