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スピンネーカーのハンドリング

【風上マーク近辺でのスピンネーカー・ハンドリング要領図】
【風上マーク近辺でのスピンネーカー・ハンドリング要領図】

スピンネーカーのハンドリング

〈防衛大ヨット部マニュアルより〉

(S):Skipper

(P):Pit man

(B):Bow man

(Jp):Jib sheet man of Port Tack

(Js): Jib sheet man of Starboard Tack

 

 

1.      Ready for Spinnaker

      (Js): アフターガイになるスピンシートをリリース

      (Jp): スピンシートをリリース

      (P): 艇内からスピンセールバッグを取り出す

      (B): スピンバッグを受け取り、バウデッキのPortサイド(マストステップ近辺)にフックで固定

      (P): スピンハリヤードを50cm1m繰り出してロック

      (B): スピンハリヤードをスピンバッグまでリードして、スピンネーカーのトップに接続

      (B): アフターガイをスピンポールのフックを介して、スピンネーカーのタックに接続

      (B): スピンシートをスピンネーカーのクリューに接続

      (Js): アフターガイをジブウインチへリード

      (P): ポールリフトを50cm繰り出してロック

      (B): スピンポールにポールリフトを接続

      (B): スピンポールのスライダーを規定の位置まで上げて固定

 

      (P): フォアーガイをリリース

2.      Set Spin Pole 

      (P): フォアーガイのリリースを(B)に伝える

      (B): スピンポールを所要の高さまで持ち上げ、ポールリフトセットを(P)に要請

      (P): (B)が持ち上げたスピンポールの高さを維持するように、ポールリフトを固定

      (B): スピンポールを所要の角度まで舷外へ振り出し、その位置でフォアーガイの固定を(P)に要請

      (P): フォアーガイを固定

      (B): 状況が良ければ、アフターガイを詰めるように要請し、スピンネーカーのタックをスピンポールのフック位置までリードする

      (Js): アフターガイを詰めて、スピンポールを完全に固定

      (B): マストステップまで下がって、スピンハリヤードを保持し、スピンホイスト・レディを報告

      (P): スピンハリヤードをハリヤードウインチに巻いて、スピンホイストに備え、レディを報告

      (Jp): スピンシートをウインチに巻いて、スピンホイストに備え、レディを報告

    (Js): アフターガイをウインチに巻いて、スピンホイストに備え、レディを報告

 

 

3.     Hoist Spinnaker

      (B): スピンハリヤードを引き上げる、一気にマストトップまでホイストする

      (P): (B)に合わせてハリヤードを詰める

      (Js): アフターガイを一杯まで詰めて固定する

      (Jp): スピンシートを引き込む準備をする

      (B): ハリヤードを一杯引き上げて、「スピンよし」を全員へ通知

(スピンがいっぱいまで上がらないうちに風をはらんでホイストが困難になったら(P)にウインチ使用を要請)

      (Jp): 「スピンよし」を確認したら、スピンシートを詰めてスピンに風を入れる

 

トリムを開始

4.     Down Jib

      (Js): Port側に移動して、ジブファーラーのドラムを回して、ジブを巻き取る

      (S): Port側のジブシートにテンションを掛けながら、(Js)のジブ巻取りを助ける

 

5.      Trim the sheet

      (Js): スピンポールが風に対して直角になるようにアフターガイとフォアーガイを調整する

      (Jp): スピンセールの肩部分がカールする直前でのトリムを維持するようにスピンシートを調整する

 

    (P) (B): スピンポールが海面に対して水平となるようにお互いに連携して、ポールリフト、フォアーガイ、ポールのネック位置を調整する