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神戸空港一周 夜間クルージング

【神戸空港一周夜間クルージング、18:30を過ぎもうすぐ日没、空港の南西で東に舵を切るクルー】

 去る59日の火曜日、神戸空港を反時計回りで一周する夜間クルージングを実施しました。

 天気は五月晴れ、風は南西5~6m/s程度で、クルージングの前半はほぼ真向いの風でしたので機走、後半はランニングとリーチの帆走と機帆走でした。

 夜間クルージングと言っても、出港は夕方4時前でしたからまだ十分に明るく、神戸空港を2/3周した辺りの午後7時前ごろから漸く太陽も西に沈み、空港の滑走路誘導灯が点灯し、わが艇Polar Starもバウの両色灯・スターンの船尾灯及びマスト先端のマスト灯を点灯しました。

 今回はAIS(船舶自動識別装置)の受信機能をスマホからタブレットの海図上にプロットして他船の位置・進路・スピード及び船名を確認し、夜間クルージングに役立てることも一つの目的でした。

 帰路、神戸空港の東側を通過し、一文字の赤灯台を目指す頃には、前方の阪神地区の沿岸は街明かりが輝き、頭上の夜空には北斗七星がくっきり見えました。

 タブレット上のAISを見ると、阪神港から航路に沿って南に向かう一隻の貨物船を確認、わが艇は北東に進行中、WATCHで貨物船を探す、11時方向の半マイル先に2灯のマスト灯と緑の舷灯が左から右に動くのをを確認。やがて、灰色の大きな船影がわが艇の前を通り過ぎていきました。昼間なら何気ない光景ですが、夜だからこその緊張感でした。

 このような経験から、AISの受信機能は夜間クルージングに不可欠であると再認識しました。

 尚、このAISの船舶への設置義務は、国内では500トン以上の中・大型船舶なので、小型船舶への夜間のWATCHも怠りなきよう実施しなければならないと思いました。

 

 下表に今回の夜間クルージングの所要時間・航行距離等を記載します。

神戸空港一周 夜間クルージング

実施時期2023/5/9

 

時 刻

場   所

航行距離(nm)

備   考

15:50

西宮BP出港

 

 

16:25

一文字赤灯台通過

  3.6

 

17:00

電波塔通過

6.6

 

17:30

神戸空港大橋通過

9.2

 

18:00

神戸空港西浮標通過

11.8

 

19:30

電波塔通過

15.2

 

20:00

一文字赤灯台通過

18.2

 

20:35

西宮BP帰港

21.8