淡路島一周3泊4日のクルージング
由良港南入口では、あわや座礁・・・・・・!?
今回は淡路島を西宮BPから明石海峡を通り、反時計回りに巡る3泊4日のクルージングでした。
宿泊は3泊共、民宿に泊まり、お風呂で汗を流し、海の幸等美味しい夕食を堪能しました。
また、淡路島一周ですから、流れの激しい2海峡と1水道、すなわち、明石海峡、鳴門海峡、友ヶ島水道を巡るクルージングでもありました。
1日目は明石海峡の潮流を考慮して西宮BPを7:37出港、天気晴れ南3~4m/s、機帆走、明石海峡の航路では垂水よりを西針、明石海峡大橋を11:37通過、航路西側中間浮標辺りから南針、大型船舶に注意しながら航路を横断、淡路島を左に見ながら14:45郡家港に着岸しました。
2日目は鳴門海峡の潮流の関係で、9:30郡家港離岸、天気晴れ南西2~3m/s、目的地は小鳴門海峡の瀬戸漁港で、小鳴門海峡を北側から18:15(潮流±0)のタイミングで進入する予定でしたので、十分時間がありました。帆走で淡路島を左に見ながら南下、鳴門海峡の北側の航路で、天気晴れ南西4~5m/s、機帆走で横断し、16:00には小鳴門海峡を望む北側海域に到着しました。潮流はまだ北流ですので、時間待ちか様子を見ながら南に進むかの決断で、後者を選択をしました。小鳴門海峡の潮流は川の様に北に流れていましたが、わが艇は2~3.5knotの速度で南下できました。16:40瀬戸漁港に着岸し、「民宿くすみ」 に宿泊しました。
私たちは小鳴門海峡を通過するのは初めてで、「民宿くすみ」の女将さんが「潮の流れが激しいので、潮汐を見てきてください」とのアドバイスが参考になりました。
「民宿くすみ」の鯛のお造りと鯛の煮付は、さすが鳴門海峡の鯛と言われるほど、美味しかったです。
3日目は潮の流れを考慮して、早朝5:25に瀬戸漁港を出港、天気曇り東4~5m/s、小鳴門海峡を機走で南下、小鳴門海峡の南端の緑浮標を6:35に通過しました。天気晴れ南東5~6m/s、鳴門海峡の南側海域は台風13号の影響で2m程度のうねりが押し寄せていました。
【日月館の海鮮料理 2024-09-14 望月利春撮影】
3日目の目的地は淡路島の由良港ですが、朝早く瀬戸漁港を出港したので、十分時間もあり、昼食を沼島で取ることとしました。沼島は水門も完成まじかで、防潮堤も工事中でした。沼島の水軍で昼食を取りました。沼島漁港離岸時は天気は曇り南東3~4m/s、機走で由良港に向かいました。
由良港は北側入口と南側入口があります。南側入口は2m程度の浅いところが有ります。私たちは南から来ていますので、最短距離の南側から入港することに決め、出来るだけ水路の中央部を低速で進んでいたつもりでしたが、成ヶ島側高埼灯台直下のテトラポットにドーンとキールが接触し艇が左に傾いた瞬間に、後ろから1.5m程度のうねりが2回押し寄せ、船内は水浸しになりました。
「座礁」の二文字が頭に浮かんだ瞬間でした。
しかし、わが艇は水深の深い左に舵を切り、エンジンの出力を上げてテトラポットを脱出し、Uターンして南側入口付近に戻ることが出来ました。
うねりの大波を被り船内は水浸しになりましたが、そのうねりの2回目の力でテトラポットを脱出できたように思いますし、何より、エンジンと電気系統が生きていたのが良かったです。
コックピットに溜まった水は30cm位で電動ビルジポンプを始動して排水しました。
私たちは南入口付近を這う這うの体で退散し、友ヶ島水道側に回り、潮のタイミングも良く北流の潮に乗り北上、30分程度で由良港北側入口からようやく由良港に入港しました。
「民宿日月館」の桟橋に係留し、宿でひと風呂浴びた後、部屋で三ツ矢サイダー割の甘口のハイボールを飲みながら、先程のテトラポットへの接触その後の対応等の反省会をクルーで実施。結論は「由良港への入港は北側から行うこと」でした。
「民宿日月館」の鯛のお造り、メバルの煮付、鱧の湯引き等美味しかったです。
4日目は朝から小雨模様でした。雨合羽を着ての由良港出港7:50、風は南東4~5m/sで、見通しは1~2nm、由良港を出るとメイン・ジブ共セールを揚げて機帆走でした。9:00洲本沖友ヶ島水道航路中間浮標を通過、雨も止み、関空を右に見るころには、曇り空、風も北西5~6m/sに変わり4~5kntで16:00西宮BPに帰港しました。